あなたは『悪夢』を見たことはありますか?

 

朝起きた時に、なんとなく嫌な気分になるようなものから、心臓がバクバクしていたり、冷や汗をかいていたりするほど強烈な夢をみたことがある人もいるかもしれません。

自分にとって見たくない夢ほど、起きた後も鮮明に覚えていたりしますよね(>_<)

 

嫌な夢をよく見てしまうという時期には、不安やストレスを抱えていることが多いと言われています。

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『悪夢』の定義

一言で『悪夢』といっても、どんな夢を悪夢と思うかは、人それぞれです。

 

例えば

空を飛ぶ夢を見た後、「楽しい夢だったな~」と思う人もいれば、高いところが苦手で「怖かった…」と思う人もいるでしょう。

昔の恋人が出てきて、「なつかしいなあ~」と思う人もいれば、「悲しくなるから出てこないでほしいのに…」と思う人もいるのです。

 

そのため、医学では悪夢をその内容で決めるのではなく、その夢が眠りを妨げるかどうかや、心身の健康に悪影響をもたらすかどうかで決めています。

 

『悪夢障害』とは

睡眠障害の1つとして、『悪夢障害』というものがあります。

(出典:日本医事新報社)

これらA~Cの3つ全てに該当すれば、悪夢障害であると診断されるそうです。

 

自分にとって不快な夢が原因で、何度も目が覚めてしまい、その後また寝付くまでに時間がかかったりすることで、精神的な負担や睡眠不足による疲労など、日常生活に支障が出てしまいます。

 

ちなみに、嫌な気分になる夢は、多感な思春期や、悩みを抱えている時期によく見るといわれています。

悪夢を見やすい年代として、6~10歳頃が最も多く、子どもの10~50%は、強烈な悪夢をみることがあるそうです。

一般的には、大人になるにつれ嫌な夢をみる頻度は減ってきますが、成人の2~8%は、今現在も悪夢に悩まされているといわれています。

 

また、よく悪夢を見てしまうのは、感受性が豊かであったり、芸術性・創造性が優れている人に多いともいわれています。

 

悪夢障害の原因とは?

悪夢障害の原因は、人によりはっきりしていない場合も多いのですが、

悪夢を繰り返してしまう人は、ストレスや不安など、何らかの精神的問題を抱えている場合が多いと言われています。

 

【精神疾患】

頻繁な悪夢は、うつ病や不安障害などの人によく見られる症状です。

また、悪夢と最も関連が深い疾患として、心的外傷後ストレス障害(PTSD)が挙げられます。

PTSD患者の多くは、トラウマに関した夢をみます。このPTSDの症状が改善されると共に、みる悪夢も少なくなるといわれていますが、一生持続してしまうほどの人もいるそうです。

 

【薬】

抗うつ薬や抗ヒスタミン薬、認知症の治療薬、パーキンソン病の治療薬など、薬剤によって悪夢が引き起こされる場合があるといわれています。

ドーパミンアセチルコリン、ヒスタミンなど、睡眠の調整に関わる神経伝達物質の働きに影響を与える薬剤を服用する時には、注意が必要です。

 

悪夢障害の治療について

【原因がはっきりしている場合】

うつ病やPTSDなどの精神疾患や、何らかの薬剤が引き起こしている悪夢であれば、それらの疾患や薬剤に対処することが改善につながります。

 

【原因がはっきりしていない場合】

原因が見当たらない場合、自立訓練法が有効とされています。

これは、心身をリラックスさせる自己催眠方です。

 

その他には、薬物によって不安を和らげたり、レム睡眠を抑えるような療法も存在します。

 

まとめ

睡眠の質を上げて、夢をみる頻度を下げることも有効です。

 

悪夢障害とは、その奥に精神疾患などが背景となり生じている場合があります。

それらを改善することが睡眠の質を高める一番の方法であるため、悪い夢でお悩みの方は専門医を訪ねてみてはどうでしょうか。

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